ABOUT

京都・祇園にある薬味処 株式会社祇園味幸。
黄金一味の本家製造元でありながら祇園七味や山椒・柚子など日本の薬味を伝統的な製法にて大切にお作りして、皆様にお届けしております。

「黄金一味」とは、自社で毎年栽培を行なっております黄金唐辛子です。
ルーツは、江戸時代に我が国で栽培されていた唐辛子とされ、当時の黄金唐辛子の命名は、香川県の志度で産声を上げた我が国が誇る平賀源内が、番椒譜(唐辛子のことを番椒譜といいます)72種類にも及ぶ種類を、絵心のある源内はこれらの種類を和紙に色付けで描いています。
その中でも一際目立つ黄金色で描かれていた唐辛子が「指上」と命名されていました。

どう読むのかも解らず逸る思いで平賀源内の七代目にお会いし、正確なる名称が何がなんでも知りたくて、当時大阪商業大学(文学博士)石上敏氏、平賀源内記念館長 砂山長三郎氏のご協力で「さしあげ」と命名された事が解読されて以来、時代とともに唐辛子の名称も「黄金」と変わりました。

今日思い返れば、世界中を旅し唐辛子探しをした結果、日本の人びとの厳しい評価を満たしてくれる唐辛子こそが、この唐辛子であると確信し、辛味度・甘味度・特徴を分析機関に依頼し徹底的に調べ、商標登録を取得し、日本国内で栽培を続けています。
今後も先の世に日本の唐辛子の素晴らしさを伝えて参りたく思い、更なる努力を積み重ねて参る所存でございます。